2012年2月22日水曜日

東京の演劇、不在論。

東京に住み始めてもうすぐ3年になる。

そこで思うのは、「東京の演劇」というものは存在しないということである。

というか演劇状況(環境、作品、集団)を都道府県単位で捕らえるのは、ナンセンスだということに気づいた。

だから、東京都の演劇状況という捉え方では、ほとんどなにも理解できない。

せめて、市町村単位で捉える必要がある。

そして東京では駅単位で捉える必要がある気がする。
杉並区の演劇状況を考えるよりも、高円寺の阿佐ヶ谷の荻窪の下井草の、と考えた方が有効な気がする。

だから、東京の演劇というものは存在しなく、
ただ、下井草の演劇とか阿佐ヶ谷の演劇とかがあるだけなのだと思う。

そして、例えば
大阪の演劇状況といった時に、それは大阪府の演劇のことではなく、大阪市の演劇のことであったりする。
大阪の演劇状況と考えたときに、東大阪とか岸和田とかは想定せれているのか。
だから、大阪市の演劇とか東大阪の演劇とか岸和田の演劇という捉え方をした方が正確なのではないか。

同じく、京都の演劇状況と言ったときに、それは京都府のことではなく京都市のことだったりする。
だから、京都市の演劇とか宇治市の演劇とか福知山の演劇とかで捉えた方がいい。


そして、市区町村単位で演劇状況を捉えた時に重要な要素は、やはり人口である。
100万人都市と50万人都市と20万人都市ではその演劇状況は全然違う。

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