2016年9月24日土曜日

2016年9月愛媛滞在2

こんばんは。黒田です。
250㎞圏内の愛媛での1週間に渡るWSが終了しました!
今回は3本立てで、
①四国中央市の劇団媛茶屋さんに黒田がからだのWSをする
②松山で朗読のWSを受ける
③松山でWSプログラムをつくるWSをする
と盛りだくさんでした!
ひとつずつ振り返っていきたいと思います。

まず、私がファシリテートしたからだのWSです。
5時間×2日間のWSだったのですが、当初の計画ではワークを4つ用意していました。
1
日目が終わったところで、今回は最初の2つのワークだけに専念することに変更しました。
今回のWSの目的は2つありました。
ひとつは身体の意識や集中を高めてもらうこと。
もうひとつは、今回やったワークを、今後自分たちで続けていってもらうことでした。
そのためには、単に体験するだけでなく、ワークをやるにあたって注意すべきことや大切なことを理解してもらうことと、自分や他人がそれを出来ているかを判断することが必要になってきます。
だから、今回は2つのワークに絞って、それを体得してもらうこと
にしました。(初めに4つもワークを用意してしまったのは、私の読みが甘かったのです…)
結果、とても発見が多く、充実したWSになりました!
私が予想した以上に媛茶屋のお二人はたくさんのものを得てくれました。
今回は、他人のからだに触れることが多かったのですが、触覚を通して相手のからだを理解すること、からだとからだが対話することをまさに体験してくれたようです。
嬉しかった言葉は、「自分のからだにこんな可能性があるなんて驚いた」という言葉でした!
私はこのWSプログラムづくりにかれこれ1年くらい取り組んでいて、今回ファシリテートするのが3回目だったのですが、初めて手ごたえを感じました。
ワークを通して参加者が変わっていく喜びを実感しました。
これも意欲的に取り組んでくれた媛茶屋のお二人のおかげです。
ありがとうございました!
でも、まだまだ課題も残りました。   
最初の2つのワークはだいたいプログラム化できたけど、残りの2つのワークはゴールに向かうためのステップが足りなさ過ぎて、今のままではとても伝えきることができなさそうです…
次回4月にからだのWS第二弾をやることになったので、その時までに開発したいです!


長くなってきましたが、次は松山でKさんにファシリテートしてもらった朗読のWSです。
前回は6月に第一弾をやったのですが、今回はその第二弾です。
テクストは樋口一葉の「十三夜」。
前回は最後に発表することを目的に、人物や解釈など演劇的なアプローチから取り組んだのですが、今回は発表せず、声楽的なアプローチから取り組むことになりました。
呼吸にのせて声を出すこと、出す前に声をイメージすること、自分の声を聞くこと。
声を出すのではなく、からだに息を通し、最後に声がのるだけ。
この方法で声を出すと、今までに聞いたことのなかった自分の声が出ました!!
テクストの句読点から句読点までを一息で読めるように呼吸の量を調節すると、それだけでテクストのリズムが立ち現れます。
これに声の高低・強弱・緩急をつけていく練習も。
こうやって読んでみると、一文一文読むのになんとからだを使うことか!
Kさんは今回のWSでやったことをプログラム化して、他の人たちにも受けてもらいたいと言っていました!


最後はWSプログラムをつくるWS
これは杉浦さんのWSプログラム開発に、私たちが関わるというものでした。
杉浦さんのアイデアはとても面白く、擬音語・擬態語から動きをつくる、からだの一部だけを動かす、外に散歩に行って五感で感じたことを動きにするなど。
これらを試しながら、ゴールはどこで、そのためにはどんな階段を用意すればいいのかを試行錯誤していきました。
最終日には擬音語・擬態語から動きをつくるWSの試作をKさんと私たちが受講者になって受けました。
改良すべき点もありましたが、やってみると発見があり、可能性を感じるプログラムでした!
ぜひ、また作り直したものを実験して、いっしょに完成させたいです!
WSをつくるWSは初めての試みだったので悩みながらでしたが、自分のWSに対する考えがかなり深まりました。
今後、WSのつくりかたを整理して、自分もオリジナルのWSを開発したいなと思います。

以上、実り大き愛媛滞在記でした(*´ω`)

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