2012年7月29日日曜日

生き方のスタンス

来た球は全て打ちたい。

人に「何か」を振られるのは、滅多にないことだから。

できると思われているから振るのだろうから、それには全力で応えたい。

基本は、「いつでも、どこでも、(なんでも、)できます!」というスタンスで生きていたい。

生き方の問題の話ね。

2012年7月4日水曜日

2012年5月 『No pushing』 (動画あり)



『No pushing』

演出 小嶋一郎
出演 黒田真史 山田宗一郎

2012年5月27日(日)15:00~ @SNAC

(動画と写真は都内某公園です。)






2011年10月 『250km圏内』

団体名  小嶋一郎+黒田真史+弓井茉那
作品タイトル  『250km圏内』
「いかだ辺境劇場」参加作品

演出:小嶋一郎
共同創作・出演:黒田真史、弓井茉那

使用テキスト(上演順) 「不動産を相続する姉妹」 作 田辺剛
「地震以降に考えたこと」 作 黒田真史
「2011年8月上旬の記録」 作 弓井茉那


日時:
2011年10月14日(金)20:00
15日(土)14:00 ・ 20:00
16日(日)14:00
(開場は開演の30分前)

料金:予約・2300円 当日・2500円 
学生・1500円(要学生証) しょうがいしゃ・1000円(要しょうがいしゃ手帳)

(日時指定・自由席) 


会場:RAFT らふと

   ◎JR線・大江戸線 「東中野駅」西口から徒歩13分
   ◎丸の内線・大江戸線 「中野坂上駅」A2出口から徒歩10分




■演劇作品『250km圏内』について
今まで経験したことのない出来事に遭遇した時に、どう対処したら良いのか分からなくなることがある。
それどころかその出来事をどう認識すればいいのかさえ分からなくなる場合もある。
そうしたときに、出来事へ対処できるようになるまでの時間・状態とは一体なんなのだろうか。
未だ名付けられていない時間・状態がそこにはある気がする。
そのような時間・状態のことを「圏内」と名付けたい。

今回の作品は、その「圏内」に遭遇してしまった人物たちが、家族や仕事や土地について議論するなかで「ここに住む理由」を見つめ直す姿を描いたお芝居(「不動産を相続する姉妹」作・田辺剛)と、出演者(黒田・弓井)がそれぞれ「圏内」に遭遇した際のエピソードを書き、それを元に創作したパフォーマンスで構成された演劇作品となります。


■団体プロフィール
いかに舞台に立つか、いかに発話するかを軸に、コミュニケーションの理想形を描く舞台作家の小嶋一郎。身体を通した表現にこだわり、余計なものを削ぎおとした人間の美しさを追及する女優の黒田真史。『日本国憲法』で京都芸術センター舞台芸術賞2009を受賞した2人が、自らの演技に明確な論理性を持ち、シャープな表現を導きだす女優の弓井茉那を迎え、フェスティバル/トーキョー公募プログラム『自殺対策基本法』以来1年ぶりの新作を発表します。

■予定上演時間
70分


企画・主催 NPO法人 らふと

2010年11月 『日本国憲法』『自殺対策基本法』

大阪での活動後、2009年に東京に移り、パフォーマンス・アートの創作を志す「舞台作家」として活動を開始した処女作『日本国憲法』が京都芸術センター舞台芸術賞を受賞、一躍注目を浴びる演出家・小嶋一郎。今回は、憲法の原文そのままをテキストとして使用する『日本国憲法』と新作『自殺対策基本法』を上演。舞台作品を通して、憲法と自殺対策を観客自身が当事者として体験する試み。


撮影・神崎千尋

『日本国憲法』『自殺対策基本法』

演出:小嶋一郎
出演者:黒田真史、山本清文、山本称子、佐々木琢、島田健司
制作:前田佳子
共催:フェスティバル/トーキョー(東京公演)。
協力:座・高円寺/NPO法人劇場創造ネットワーク
主催:小嶋一郎
問い合わせ:sky_fish06@yahoo.co.jp




■東京公演  F/T公募プログラム参加
日程:2010年11月16日(火)19:00 『日本国憲法』
17日(水)19:00 『自殺対策基本法』
18日(木)19:00 『日本国憲法』
19日(金)19:00 『自殺対策基本法』
20日(土)13:00 『日本国憲法』

会場:自由学園 明日館 講堂
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-31-3
TEL. 03-5432-1526
JR他「池袋駅」メトロポリタン口より徒歩5分。JR「目白駅」徒歩7分。

料金:1000円(スタンディング形式)



■『日本国憲法』作品内容
上演会場では、客席を設置しない。演技スペースと観劇エリアをあえて区分しない。観客は、好きなところに立って鑑賞する。上演中の観客の移動は自由。その鑑賞スタイルは、演劇よりも美術館でのそれに近い。
出演者は、上演会場の内外を移動しながら日本国憲法の条文を使って会話をする。また、出演者は憲法を原文のまま発話する。その際、出演者は憲法を単なる音として発話し、コミュニケーションをはかる。このとき、発話者と発話される言葉(憲法)との間には「距離」があるが、それはそのまま現代の人々と憲法という存在の間にある「距離」を象徴することになる。
本作は2009年9月に初演され、京都芸術センター舞台芸術賞2009大賞を受賞している。

■「日本国憲法」を扱った演劇作品を上演するということ
「演劇」で「日本国憲法」を上演する、というと、一般的には憲法の内容または憲法をとりまく現状に対しての批判など、憲法や憲法が存在する社会への思想・意見を含んだ作品が想像される。
だが、本作は違っている。作品の中で、俳優たちは、生まれ、出会い、別れ、という人間の原始的な営みの中で、憲法の条文を発話し、相手との関係を築いていく。俳優たちは相手とコミュニケーションをとるために憲法の条文を発するが、それは憲法の意味内容の説明や伝達ではなく、あくまで相手とコミュニケーションをとるための手段としての発話である。
観客は、劇という虚構に没頭するのではなく、現実(外の風景、音、出来事)が意識できる環境のなかで、それぞれにパフォーマンスと出会うことになる。時に観客は、パフォーマンスの一部にもなる。そして、自分の周囲で行われるパフォーマンスと、人の体を通して様々な形をもって発せられる憲法の条文が(それは時に歌にもなる)、これまでに出会ったことのない「憲法」を感じさせてくれる。

憲法をこのように扱って創作することにより、ある思想や考え方を提起するための上演ではなく、あくまで観客自らが主体となり、様々な可能性が開かれたままに憲法と出会うこと。または、出会い直すこと。つまり、今回の上演が、「観客」と「憲法」の「出会いの場」となることが本作のテーマなのである。そして、演劇という装置が、他では体験できない「観客」と「憲法」の「出会いの場」としての機能を果たしてくれる。
そして、この「出会い」の可能性は憲法についてまったく無知な人にも、知っているが関心がない人にも、そして憲法についてすでに何らかの思想を持っている人にも、開かれているといえる。そして、この「憲法」との未知なる出会いが、現在を生きる我々に何を投げかけるのか。その可能性を共に探りたい。



■『自殺対策基本法』上演意図
政府が国会に提出する年次報告書である「平成22年版自殺対策白書」によると、日本は平成9年から10年にかけて自殺者数が急増し、以後12年連続で年間自殺者数が3万人を超えています。平成21年の自殺者数は、総数3 万2,845人、男性2 万3,472人、女性9,373人です。また平成21年の20代・30代の死因第一位は自殺です。
自殺は、個人的な問題としてのみとらえるべきものではなく、その背景に様々な社会的要因があることを踏まえ、総合的な対策を早急に確立すべき時期にあります。政府においては、2006年に自殺対策基本法を施行し、自殺の防止及び自殺者の親族等への支援の充実等を図るなど、自殺対策の総合的な推進を図っています。
自殺対策は、様々なレベル(国、都道府県、市町村、民間企業、NPO法人、家庭・個人)でなされるべきですが、「家庭・個人レベル」での自殺対策が日本ではまだ不十分なのではないか。
「家庭・個人レベル」でどんな自殺対策ができるのか、私たちに何ができるのか、を上演を通して共に考えていきたいと思います。よろしくお願いします。

2010年10月 『日本国憲法』『自殺対策基本法』京都公演

『日本国憲法』『自殺対策基本法』
@京都





               



   


               






2009年9月 『日本国憲法』

『日本国憲法』は2009年9月に京都芸術センター「舞台芸術賞2009」参加作品として初演され、同賞大賞を受賞しました。ありがとうございました。





以下、チラシでの文章。


「日本国憲法」を(脚本化せずにテキストとして)用い、舞台芸術を創作します。
政治的でも教育的でもない観点から「日本国憲法」を取り扱うつもりです。
「大人」よりも、「こども(これから大人になる人たち。小学生や中学生)」に向けて、創作します。



私は作品を通して政治的メッセージを発信したいと思ってはいない。
自国の憲法がどうあるべきだとか主張したいわけではない。
右翼でも左翼でもない。

ただ、無知を自認している。

この国での憲法改正議論は、選挙活動のパフォーマンスの域をでず、世論の盛り上がりもない。
それどころか、自国の憲法をまともに読んだことすらない人は多い。(私もだが。)

そもそも何が書かれているかを知らない。
だが憲法は、この国のルールとして確かにある。

だから、「とりあえず、知ろう。」
これがこの作品の基本スタンスとなる。

知らないという選択は確かにありうる。
だが、知りたいと思ったときに、そこにアクセスすれば確実に知れる、という場所を作っておきたいのだ。
あそこに行けば知れるけど、知りたくはないから行かない。という選択なら、それはありだ。
しかし、知りたいのにどこに行ったら知ることができるのかが分からない、この現状はよくない。

だから、「日本国憲法の窓口になる。」ということだと思う。
日本国憲法(前文、1条~103条)を全てを使って創作し、発表するということはそういうことだと思う。




小嶋一郎 演出作品 『日本国憲法』  
(京都芸術センター「舞台芸術賞2009」参加)

テキスト:日本国憲法
演出:小嶋一郎
出演:黒田真史、山本清文、山本称子、佐々木琢

舞台監督:堀田誠(CQ)  照明:根来直義(top.gear)
空間デザイン:小嶋一郎       チラシデザイン:イトウユウヤ
演出補佐:大山晴子     制作:前田佳子
企画・製作:旧劇団スカイフィッシュ


●日程:09年9月25日(金)19:00 
26日(土)14:00 


・日時指定・自由席 ・受付開始=開演60分前 ・開場=開演30分前


●チケット:一般 1000円  学生 500円(要学生証) 



会場 京都芸術センター フリースペース 

2001→2008 (大阪時代)


活動履歴(主な演出歴)


2001年7月『区切られた四角い直球』 作:鈴江俊郎       会場:近畿大学E館(大阪)



2002年2月『ジュリエットプラント』 原作:W・シェイクスピア  会場:近畿大学アート館(大阪)



2003年8月 『HM入門』        原作:H・ミュラー    会場:金沢市民芸術村(石川)



2004年11月 『ひとんちのにおい』  作:小嶋一郎        会場:IST零番館(大阪)



2006年8月 『MESSAGE』       作:松山賢史        会場:芸術創造館(大阪)


2007年2月 『森谷修治』      作:松山賢史       会場:精華小劇場(大阪) 



2007年4月 『春の物忘れは、かなしい』作:工藤千尋      会場:ウイングフィールド(大阪)



2007年7月 『だれか来る』     原作:ヨン・フォッセ   会場:利賀特設野外劇場 

利賀演出家コンクール2007参加



2007年11月 『作家・松山賢史』   作:松山賢史       会場:アトリエS-pace(大阪)




2008年3月 『適切な距離』      作:松山賢史        会場:ウイングフィールド(大阪)



2008年7月 『適切な距離・日記編/スパムメール編』作:松山賢史 会場:etw(京都)



2008年11月 『適切な距離ワークインプログレス2』 作:松山賢史 会場:ウイングフィールド(大阪)



    
       日本演出者協会主催「若手演出家コンクール2008」優秀賞受賞