演出家・小嶋一郎は2013年に新しく「250km圏内」という身体表現作品を上演するカンパニーを立ち上げました。
その第一回目の公演『No Pushing / 12.16』を3月9日(土)・10日(日)に行います。今回の公演は、昨年9月にこまばアゴラ劇場で上演され、千代田芸術祭「3 3 3 1 E X P O おどりのば」でスカラシップを受賞した『No Pushing』の再演と、新作『12.16』の短編二本立ての上演となります。
演出・振付 小嶋一郎
出演 高橋利香 西山真来 峰松智弘 柳 亜耶
制作 黒田真史
主催 250km 圏内
共催 SNAC
[日時]
2013 年 3 月9 日〔土〕20 時開演
3 月10 日〔日〕14 時開演 / 17 時開演
受付開始は開演の30 分前 開場は開演の20 分前
[チケット]
日時指定・全席自由
予約2000 円
当日2300 円
別途1 ドリンクオーダーをお願いします。
[会場]SNAC
東京メトロ半蔵門線、都営大江戸線「清澄白河」駅
B2 出口より徒歩2 分、A3 出口より徒歩4 分
[作品について]
昨年9月にこまばアゴラ劇場で上演され、千代田芸術祭「3 3 3 1 E X P O おどりのば」でスカラシップを受賞した『No
Pushing』の再演と、新作『12.16』の短編二本立ての上演です。
『No Pushing』では、既成のダンスにもスポーツにも演劇にも日常の仕草にも表れていない「体の持つ美しさ」の提示を目指します。「力のスムーズな伝達が行われる体には、ある美しさが含まれているのではないか」という仮説のもとに、男女がただ押し合うという行為を舞台上で行います。
『12.16』では、演出の小嶋が感じたという「3.11に匹敵する衝撃」を創作の出発点とし、2013年の日本における「ストレスと態度」を、身体を通して考察します。
2012年9月の『No Pushing』初演時の記録映像 その2
〈佐々木敦氏のT w i t t e rより 初演時のコメント〉
アゴラにて、小嶋一郎演出・振付、黒田真史・山田宗一郎出演による『No Pushing』。
この動画(http://www.youtube.com/watch?v=_WJfGVTiM7o …)を観て瞠目した。
長篇になったらどうなるのかと思ったが、やはりこれは相当に秀抜な作品だと思った。
外音の効果も照明も実に考え抜かれていたと思う。
ダンスでも演劇でもないもの。演劇でありダンスでもあるもの、ではない。
そのどちらとも似ているが、しかしそのいずれもの外にある何か。
何よりまずあれをやってのけた二人の役者に賛辞を送りたい。
あれは並大抵の集中度と体力でやれるものではない。
〈桜井圭介氏のT w i t t e r より「おどりのば」スカラシップ受賞へのコメント〉
小嶋くんに対する評価のある部分は、「ダンスでマシなものがないから」「今どきの若者には珍しくストイック」といった相対評価であることは否定できない。
さらに、強靭さ、深さ、したたかさ、自律を望む。
【2 5 0 k m 圏内】
演出家の小嶋一郎と女優の黒田真史が新たに立ち上げる身体表現作品を上演するカンパニー。
二人とも座・高円寺「劇場創造アカデミー」修了( 1 期生)。
これまでは、「ルールと即興」を使い、日本国憲法や自殺対策や東日本大震災などの「社会問題」を「自分たちの問題」として捉え直すために演劇作品を発表してきました。
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